冬でも換気は止めないで!24時間換気の必要な理由
こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。
冷え込みが厳しくなり、暖房をつけたり、こたつを出したりと、お家の中を少しでも暖かくしたくなる季節ですね。
でもふと、お家の中にある24時間換気が「なんだか寒いな...」と感じたことはありませんか?
実は、24時間換気は住まいの環境を守るためにとても大切な仕組みです。
そのため、寒い時期だからといって、気軽に運転を停止するのはおすすめできません。
今回は、24時間換気の必要性についてお話します。
◆24時間換気システムとは?
24時間換気システムとは、居住空間の空気を強制的に室外の空気と入れ替える換気設備のことです。
日本の住宅は、以前は気密性が低い造りでしたが、近年は住宅性能が向上し、暑さや寒さ対策のために気密性が高まっています。
しかし、技術が進み、私たちが化学物質を含むものを多く使うようになったことによって、建材や家具から発生する化学物質や、生活の中で生じるチリやホコリ等を原因とした「シックハウス症候群」という健康被害が問題になっていました。
その原因の一つが、換気性能が十分でなかったことです。
この問題を解決するため、2003年の建築基準法改正により、すべての住宅に24時間換気システムの設置が義務化されました。
これにより、1時間に居住空間の半分の空気を入れ替えることが基準とされています。
24時間換気システムにより計画換気を行うことで、汚れた空気を排出し、新鮮な空気を取り込み、シックハウス症候群などを防ぐことを目的としています。
◆24時間換気を止めるとどうなる?
寒い時期などは、もしかすると給気口から入ってきた空気によって風の流れができ、寒さを感じることがあるかもしれません。
しかし、だからといって、24時間換気を止めるのは良くありません。
24時間換気とは、その名の通り24時間換気をしなくてはいけません。
万が一、24時間換気を止めてしまうと、室内に入った空気が排出されず、空気に含まれた湿気や汚れ、ホコリなどが室内に溜まってしまいます。
その結果、
・結露やカビの発生
・カビをエサとするダニの増加
・アレルギーの原因になる
といった問題が発生しやすくなります。
だからこそ、24時間換気は寒い時期でもしっかり稼働させることが大切です。
◆24時間換気で寒さを感じるときの対策
もし、24時間換気で寒いと感じる場合は、止めるのではなく、次のような対策を取り入れてみるのがおすすめです。
・給気口に専用のカバーやフィルターをつける
・サーキュレーター等を利用して、暖房で暖めた空気を循環させる
・給気口の給気量を調節する
自身や家族の健康、また、住まいの劣化を防ぐためにも、24時間換気で常に新鮮な空気を取り入れることが大切です!
快適な住環境を保ちながら、健康的に過ごしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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