知っておきたい!水害に備えた家づくり

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

春もあっという間に過ぎ、梅雨入りの季節になりました。
釜石市の気温も30℃を超える日があったり、夏を感じるような暑い日が増えてきました。
皆さん、お体には十分気をつけてお過ごしください。

さて、今回は家づくりを考えている方にぜひ、知っていただきたいお話です。

家づくりにおける、地震や洪水などの自然災害へ向けた対策について、お客様から伺うことが多くあります。

そこで、今回は『水害に備えた家づくり』についてご紹介いたします。


大切なのは、家を建てる際には、洪水や浸水といった水害もけっして「自分には関係の無いこと」と思わず、水害による被害をどう避けるかといったことも、しっかりと考えておくことです。


家を建てる際の代表的な水害対策としては、盛り土があります。

盛り土とは、敷地全体に土を盛って、敷地自体を高くすることです。
敷地自体を高くすることで、浸水といったような水害被害に対する安全性が高まります。

家を建てる土地が、周囲の家や道よりも低くなっている場合には、ぜひやっておくべき工事です。

しかし、住宅地などでは、隣の家の日当たりを妨げないように屋根の高さの制限があったりもしますので、敷地の高さを上げるのにも限度はあります。

また、盛り土は土なので、地盤が弱い所では、逆に、重みで沈んでしまう原因となってしまう可能性もあります。

河川に近い場所などは、地盤の弱い低地であることが多く、盛り土をして家を建てる際は、その土地の特性と周囲の状況をよく考慮する必要があります。


他の水害対策としては、家の床を高い構造にする、という方法もあります。

住宅の基礎の部分を通常よりも高くすることで、家自体を高くします。

家を建てる時は、まず、コンクリートなどで基礎を作ります。
この基礎を通常よりも高く作ることで、洪水が起こってしまった時などに、床上まで浸水してしまうのを防ぐことができます。

しかし、基礎を高くして床を高くする構造の場合、床上浸水は防ぐことができても、床下浸水の可能性は十分にあります。

この、床の高い構造は、水害対策以外にも、湿気対策としても有効です。


また、「床上浸水」と「床下浸水」の違いは、
家の床下までの浸水で留まったのか
家の床の上まで浸水してしまったのか
というものです。

床上浸水の場合は、床下浸水と比べて、被害ははるかに大きくなります。

被害額は床下浸水の7倍にものぼると言われ、2階まで浸水してしまった場合などは、建て替えを視野に入れなければならない場合もあります。

床上まで浸水してしまうと、水に浸かった部分や物は、洗ったとしてもひどい臭いが取れず、床置きの電化製品や家具をはじめ、壁紙やクッションフロアなども交換や張り替えが必要になる場合が多いです。


そのため、エイワホームでは、家づくりの相談をする際には、建築場所と家の床の高さなどを加味しながら、お話しを進めさせていただいています。

ぜひ、家づくりの参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

家づくりアドバイザーの紹介は こちら

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