【教えて!宮城さん】第一弾「樹種」 その3
こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。
今回も前回の続きになります。
【教えて!宮城さん】第一弾 家づくりに使われている「樹種」
第3回は「針葉樹」柔らかい木について紹介していきます。
〈あずみの松〉
マツ科針葉樹。信州で長い年月を経て育った赤松です。本州から九州までの広い範囲に分布する国産赤松の中でもひときわ美しい木目が特徴です。フローリングに使用されています。
〈桧〉
ヒノキ科針葉樹。日本特産の樹種で狂いが少なく、耐水性が高いので、最高級の建築資材とされています。
神社仏閣にも多く使われ、千年の寿命を保つ建築物(法隆寺)もあります。また、ヒノキチオールと呼ばれる成分が桧特有の香りを出し、リラックス効果もあるとされています。
〈青森ヒバ〉
ヒノキ科針葉樹。日本固有の樹種で日本天然三大美林の一つです。
香木とも言われる香りが強い木で、その香りは緊張を和らげ、落ち着きを与えるアロマ・リラクゼーション効果があります。また、ヒノキチオールと呼ばれる成分には桧や杉を上回る抗菌効果、防虫効果、脱臭効果等様々な性質があります。
青森ヒバで建てられた家には蚊やシロアリなどの害虫が近寄ってこないと言われています。
〈桐〉
ゴマノハグサ科広葉樹。草の仲間でありながら木と同様の性質があり、「木と同じ」と書いて「桐」です。
冬でも暖かく心地良さを感じ、とても柔らかいので、転倒した際の衝撃を緩和してくれます。また、熱が伝道しにくいので、万一の火災でも桐箪笥の中の物は無事だったという事例もあります。調湿効果により着物や衣類の収納に適しています。
〈杉〉
スギ科針葉樹。加工性が良く、角材から板材まで作る事が出来る為、古来より重要な木材として重宝されてきました。特有の香りがあり、杉樽に貯蔵することにより日本酒に香りをつけたりします。
杉には多くの地域品種があり、色合いや材質がそれぞれ異なります。
〈レットパイン〉
マツ科針葉樹。柔らかく、暖かみがあるのが特徴です。木目も比較的素直で親しみやすい木で、土木、建築、家具やパルプ等と広く使用されています。自然素材や節あり商品の人気に後押しされてフローリング等にも利用が増えた為、日本トップクラスの使用量を誇る樹種です。
〈クルミ〉
クルミ科広葉樹。北米のブラックウォールナットと同じクルミの仲間です。東アジアに分布し、オニグルミとも呼ばれています。柔らかく軽い為、家具や彫刻にも使用されます。
木目はブラックウォールナットに酷似していますが、木材の色が異なります。辺材、心材の区分は明瞭で、辺材は灰白色、心材はミルクティーのような柔らかい褐色をだします。
〈ウエスタンレッドシダー(米杉)〉
ヒノキ科針葉樹。北米の先住民族に「生命の木」と謳われた、美しい木目を持つ木材です。アラスカ南部からカルフォルニア北部にかけての広大な地域に分布しています。
濃淡のある色合いが特徴で、独特の甘い香りによるリラックス効果もあります。加工しやすく、優れた耐久性を誇り、カヌーや家屋に使用されています。
「針葉樹」もいろんな種類がありますが、第一弾「樹種」はこれで終わりにしたいと思います。
家づくりには、紹介した樹種以外にもたくさんの樹種の木材を適材適所で使い分けています。
それぞれの特徴を知ることで家づくりのほかにも、家具やインテリア選びがさらに楽しくなると思います。
ぜひ、参考にしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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